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「10本でさえ罰当たりだよね」

「それをこの神社の座敷の間の中で夜な夜なやるんだ」

「今度は5本で何も起こらなかったんだ。やっぱり嘘だよ」

 

——1カ月後、同じ箸山神社にて

 

「あー、テレビ沙汰にならないかな」

「ならない、ならない、4本でどうかな、起こりますように」

「なんて罰当たりな」

「そう言うな、信じていないだろう」

「確かにね」

「これが最後の4本」

「起こるかな」

 

AさんとBさんとCさんとDさんの4人は古い神社の座敷の中に入り込んで3回目の100物語を始めた。全員、頭のいい17歳の若者達だ。

電気を消した真っ暗な部屋の中で、どろろとした話が一つ終わり一本蠟燭を消す時が来た。

「何か変わったことは」

「無いんだよ」

そう聞こえた。

「何だつまらないな」

 

2つ目のどろろとした話が終わった。

「何か」

「無いね」

 

3つ目の話が終わった。

「ないない」

寒気を感じたので

「誰も何も起こっていないだろうな」

とⅭさんが言った。

Ⅽさんは続けた。

「消えたりしていないよね。」

「ない」

「ない」

「ない」

 

急におかしいと感じたⅭさんは

「何でないって3人とも言うんだ」

と聞いた。

 

AさんとBさんとDさんは

「続けて、続けて」

と言う。

Ⅽさんが4つ目の話を終わらせた。

恐る恐る蝋燭の火を消すと、

AさんとBさんとDさんは

「よく来たね」

と口々に言う。

 

「からかうのもいい加減にしろ」

と言って、電気を付けるとAさんもBさんもDさんもそこにいた。

 

——1年後——

テレビでニュースが放送されている。

「この箸山神社にいたと思われる4人の当時17歳の少年たちと連絡が取れなくなって1年になります。捜査は難航しており——」

 

 

 

 

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